問題5-2(平均)

問題

P、Q、R、Sの4人が100点が最高点のゲームをしたところ、次の結果になった。
Ⅰ 4人の平均点は60点だった。
Ⅱ QとRの平均点は50点であった。なお、二人の得点は異なる。
Ⅲ SはPよりも10点高かった。

 

最も少ない情報で4人の点数すべてが確定するには、Ⅰ~Ⅲのほか、次のア、イ、ウのうちどれが加わればよいか。正しい組み合わせを選べ。

ア Qが4人の中で最低点である。
イ QとSの平均点は70点である。
ウ 4人の中で得点が同じ人がいる。

選択肢


  • A. アだけ

  • B. イだけ

  • C. ウだけ

  • D. アとイ

  • E. アとウ

  • F. イとウ

  • G. アとイとウ

  • H. 正しい推論はない。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように平均から各数値を求める問題では、わからない数値を一度文字でおいて式で整理しましょう。
例えばこの問題では、P、Q、R、Sの点数をそれぞれP、Q、R、Sと置きます。この文字を用いて各条件と選択肢を表します。例えば、条件Ⅰは「P+Q+R+S=240」、選択肢アは「Q<P、R、S」のように表せます。4人の点数が確定するということは、すなわちP、Q、R、Sの値が全てわかるということです。条件Ⅰ~Ⅲを用いると、P、Sはわかるので、残りのQ、Rがわかるような選択肢の組み合わせが答えです。
このように条件を文字で表すことで、情報をわかりやすく整理でき、既知と未知の数値が区別しやすくなります。