問題
P、Q、R、Sの4人がテニスで1対1の総当たり戦を行った。なお引き分けはなしとする。これについて以下のような3通りの発言があった。
X 勝ち数が同じ人がいた。
Y 全勝した人はいなかった。
Z 全敗した人はいなかった。
全員が本当のことを言っているとは限らない。そこで、以下の推論がなされた。次のうち正しいものを一つ選びなさい。
選択肢
- A. Xが正しければYは必ず正しい。
- B. Yが正しければ、Zは必ず正しい。
- C. Zが正しければ、Xは必ず正しい。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。総当たり戦のように勝ち負けの様々なパターンが考えられる問題では、選択肢が成り立たない反例を見つけて、消去法で考えることが効率的です。
例えば選択肢Aについて考えてみると、「勝ち数が同じ人がいる、かつ全勝した人がいる」パターン、すなわちPが全勝、Qが1勝(Rに勝利)、Rが1勝(Sに勝利)、Sが1勝(Qに勝利)といった状況が反例に当たります。同様にして選択肢Bも反例を見つけることができるので、残った選択肢Cが解答だと推測できます。
このように反例を見つけることで素早く問題を解くことが出来るでしょう。
例えば選択肢Aについて考えてみると、「勝ち数が同じ人がいる、かつ全勝した人がいる」パターン、すなわちPが全勝、Qが1勝(Rに勝利)、Rが1勝(Sに勝利)、Sが1勝(Qに勝利)といった状況が反例に当たります。同様にして選択肢Bも反例を見つけることができるので、残った選択肢Cが解答だと推測できます。
このように反例を見つけることで素早く問題を解くことが出来るでしょう。