問題3-5(集合)

問題

部活のメンバー46人のうち、土曜日に試合に出た人は31人、出なかった人は15人だった。また、日曜日の試合に出た人は25人、出なかった人は21人だった。

土曜日、日曜日の両方の試合に出た人は最も多くて何人か。

 

選択肢


  • A. 9

  • B. 11

  • C. 19

  • D. 25

  • E. 40

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、土曜日に試合に出た人の集合をX、日曜日に試合に出た人の集合をYとして考えてみましょう。この問題で問われているのは、土日の両方で試合に出得る人の最大値です。これは乃ち、XとYの共通部分が最も大きくなる場合を求めるということです。そこでふたつの集合の共通部分について考えてみると、それが最も大きくなるのは、一方の集合が他方の集合を完全に包含している時だとわかります。従って、この問題では、より大きな集合Xがより小さな集合Yを完全に包含している時が答えだとわかるので、答えは25人だとわかります。
この様に、集合同士の関係を比較検討しながら解いてみましょう。

問題3-6(集合)

問題

部活のメンバー46人のうち、土曜日に試合に出た人は31人、出なかった人は15人だった。また、日曜日の試合に出た人は25人、出なかった人は21人だった。

土曜日も日曜日も試合に出なかった人は最大で何人か。

選択肢


  • A. 6

  • B. 9

  • C. 15

  • D. 21

  • E. 25

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、土曜日に試合に出た人の集合をX、日曜日のそれをYとして考えてみましょう。まず、部員数が46人であることから、XとYの共通部分には最小で10人、最大で25人が属すことがわかり、この中から、両日試合に出ない人の数が最も大きくなる場合を探します。例えば、共通部分が10人だった場合、XとYの集合に46人全員が属すことになり、両日試合に出なかった人は0人となります。逆に、共通部分が25人だった場合、XとYに属す人の合計は31人となり、両日試合に出なかった人は15人となります。従って、答えは15人とわかります。
尚、共通部分が25人ということはXがYを完全に包含しているので、Xに属さないならYに属さないといえます。そのため、どちらにも属さない人の数が最も大きくなります。

問題3-7(集合)

問題

中学生120人に野球、サッカー、テニスをやっているかどうかに関する調査を行った。テニスだけをしている人が30人、野球、サッカー、テニスどれもやっていない人が20人いたとすると、野球もしくはサッカーをしている人は何人か。

選択肢


  • A. 10

  • B. 30

  • C. 50

  • D. 70

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、全体集合をA、野球をやっている人の集合をX、サッカーのそれをY、テニスのそれをZとして考えてみましょう。まず問題より、Aには120人が属していること、その中にX、Y、Zが包含されていること、そしてこれら3つに含まれない人が20人いることがわかります。従って、全体集合から20人を引いて、XとYとZに含まれる人が100人いることがわかります。そして、Zには30人が属しているので、答えは100-30=70で70人とわかります。
この様に、ベン図を描き、それぞれの集合の関係を把握しながら解いてみましょう。

問題3-8(集合)

問題

中学生120人に野球、サッカー、テニスをやっているかどうかに関する調査を行った。野球、サッカー、テニスのどれもやっていない人が20人いた。また、野球もしくはサッカーをやっている人はテニスだけをやっている人の3倍いるとする。野球もしくはサッカーをやっている人の人数は何人か。

選択肢


  • A. 10

  • B. 30

  • C. 54

  • D. 75

  • E. 105

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、それぞれのスポーツをやっている人の集合を3つ描いて考えてみましょう。まず、何のスポーツもやっていない人が20人いるため、3つの集合のいずれかに属している人は100人だとわかります。ここで、テニスだけをやっている人の数をx、野球またはサッカーをやっている人の集合をyとします。すると、x+y=100と立式できます。また、問題文より3x=yなので、これらよりy=75となり、答えは75人とわかります。
この様に、ベン図を手がかりに情報を整理して、式を立てるなど工夫しながら解いてみましょう。

問題3-9(集合)

問題

クラス41人に対して、通学時に電車、バスを利用するかどうかに関してアンケートを取ったところ、電車を使う人が31人、電車もバスも使わない人が3人いた。

バスのみで通学している人は何人か。

選択肢


  • A. 1

  • B. 7

  • C. 10

  • D. 17

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、全体集合をA、電車を利用する人の集合をX、バスのそれをYとして考えてみましょう。まず、どちらも使わない人が3人いることから、XとYのいずれかに属す人は合計で38人いることがわかります。そして、電車を使う人が31人いるので、求める答えは38-31=7で7人とわかります。
この様に、ベン図を用いて情報を整理しながら解いてみましょう。

問題3-10(集合)

問題

クラス41人に対して、通学時に電車、バスを利用するかどうかに関してアンケートを取ったところ、電車を使う人が31人、バスを使う人は16人、電車もバスも使わない人が3人いた。

電車とバスの両方を使う人は何人か。

選択肢


  • A. 9

  • B. 12

  • C. 15

  • D. 18

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、全体集合をX、電車通学の集合をY、バス通学の集合をZとした上で、電車のみ使う人をA、電車とバスを使う人をB、バスのみ使う人をCと置いて考えてみましょう。まず、YとZのいずれにも属さない人は3人なので、38人はYまたはZに属していることがわかります。なので、A+B+C=38が立式できます。次に、YはAとBから構成されているためA+B=31となり、同様にZはBとCから成るのでB+C=16となります。従って、これらの式より、B=9であり、答えは9人とわかります。
この様に、わからない部分を文字で置くことは集合の分野においても重要です。

問題7-4(表の読み取り)

問題

クラス41人で国語、算数の2科目のテストを行った。テストはともに50点満点で、得点の組み合わせにもとづく人数は以下の表の通りである。

国語と算数の点数がともに30点未満の人は何人いるか。

 

 

選択肢


  • A. 9

  • B. 11

  • C. 13

  • D. 19

  • E. 29

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の表の読み取りの問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、情報を工夫して整理することが重要です。
例えばこの問題では、求めるのは30点未満の人の数であり、これは0点から29点の人と換言できます。するとこの問題で数えるべきは国語で0点から29点のどれかを取っていて、且つ数学で0点から29点を取っている人の数とわかります。従って、答えは13人とわかります。
この様に情報を扱い易いように読み替えながら解いてみましょう。

問題7-5(表の読み取り)

問題

クラス41人の体育、音楽の成績を表にした。ともに50点満点で、得点の組み合わせにもとづく人数は以下の表の通りである。

体育もしくは音楽の点数が40点以上の人は何人か。

 

 

選択肢


  • A. 5

  • B. 7

  • C. 10

  • D. 14

  • E. 18

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の表の読み取りの問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、情報を工夫して整理することが重要です。
例えばこの問題では、問題文の論理記号を読み替えながら解いてみましょう。「体育もしくは音楽が40点以上の人」は「体育のみ40点以上の集合と音楽のみ40点以上の集合と体育と音楽共に40点以上の集合の補集合」と言えます。従って、体育のみ40点以上の人は2人、音楽のみは7人、いずれも40点以上なのは5人となり、答えは14人とわかります。
このように情報を必要に応じて加工することを意識しながら解いてみましょう。

問題7-6(表の読み取り)

問題

クラス41人で握力を測定した。左右の結果は以下の通りで、単位はkgである。

左右の平均が35kg以上の人は最低でも何人いるとわかるか。

 

選択肢


  • A. 7

  • B. 10

  • C. 16

  • D. 20

  • E. 21

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の表の読み取りの問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、情報を工夫して整理することが重要です。
例えばこの問題では、問題文をわかりやすく換言してから考えてみましょう。「左右の平均が35キロ以上」ということは、合計の握力が70キロ以上あればいいことがわかります。従って、左右の合計が最低でも70キロ以上になる人を数えればいいので、答えは10人とわかります。
このように与えられた情報を自分が使える形に加工しながら解いてみましょう。

問題7-7(表の読み取り)

問題

社員25人の営業成績を表にした。先月、今月のそれぞれの売り上げ人数を表しており、単位は人である。先月よりも売り上げ人数が増えた人は少なくとも何人いるか。

 

選択肢


  • A. 10

  • B. 14

  • C. 15

  • D. 22

  • E. 28

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の表の読み取りの問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、情報を工夫して整理することが重要です。
例えばこの問題では、表の左上から右下にかけて対角線を引いて考えてみましょう。すると、対角線の左下の角を含む半分は先月より今月の方が売り上げが少なかった人が属す場所であり、右上の角を含む半分は逆に今月の売り上げの方が多かった人が属す場所だとわかります。また、対角線上にあるデータは、先月と今月の売り上げの多寡を細かくは比較できないため無視できます。従って、答えは14人とわかります。
この様に与えられた情報を適切に加工して解いてみましょう。