問題7-10(表の読み取り)

問題

都道府県X、Y、Zの1年間の交通事故にあった人を数えた。

表1は年齢別に人数を集計したもの、表2は都道府県X、Y、Zにおけるそれぞれの事故にあった人の割合を示したものである。

13歳から18歳の割合が最も高い都道府県はどれか。

表1

表2

 

 

選択肢


  • A. X

  • B. Y

  • C. Z

  • D. 表からは分からない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の表の読み取りの問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、情報を工夫して整理することが重要です。
例えばこの問題では、初めに?に入る数字を確定させます。Xの事故者の割合が44%に対して事故者数は1100人であることと、Yの事故者割合が30%であることから、Yの事故者数は750人となり、?に入るのは147とわかります。次に、Xの事故者は全体で1100人でそのうち300人が13-18歳なので割合は約27%となります。同様にYとZも対象の事故者数を全体の事故者数で割って、それぞれ約34%と約30%と分かるので、答えはYとなります。
この様に、全ての数字を先に確定させてから解くこともできます。

問題3-3(集合)

問題

朝食にお茶を飲むか牛乳を飲むか、というアンケートを小学生50人に取った。お茶を飲むと答えた子は22人で、牛乳を飲むと答えた子は18人いた。

お茶も牛乳も飲まない子が、お茶も牛乳も飲む子の2倍の人数いたとする。お茶も牛乳も飲む子の人数はいくらか。

選択肢


  • A. 3

  • B. 5

  • C. 6

  • D. 10

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、お茶を飲む人の集合をX、牛乳を飲む人の集合をYとして考えます。まず、各部分に名前をつけてみましょう。XとYの共通部分をBとし、XのうちBでない部分をA、YのうちBでない部分をC、XにもYにも属さない人をDとします。すると、A+B+C+D=50…①、A+B=22…②、B+C=18…③、2B=D…④が立式できます。④より、②+③=A+C+D…⑤とすることができます。従って、①-⑤=Bとなり、B=10とわかります。
この様に、わからない部分を文字で置くという作業は集合の分野でも有効です。

問題3-6(割合)

問題

ある野球部では、全部員の60%が右打ちで、その数は84人である。このとき、全部員の5%である両打ちの部員は何人か。

選択肢


  • A. 7人

  • B. 8人

  • C. 9人

  • D. 10人

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では、与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では与えられた情報を適切に活用することが必要となります。
この問題では、「全部員の60%が右打ちで、その数は84人」という情報から、まず全部員の数を求めると良いでしょう。その上で「全部員の内両打ちは5%」という情報を適用すると解を導くことができます。
このように、与えられた情報を求めたい解に応じて臨機応変に活用することが重要です。

問題3-7(割合)

問題

ある陸上の高校の県大会で、長距離走の選手の人数が全体の選手の人数のうち\(\frac{1}{4}\)を占めている。長距離走でない選手のうち、\(\frac{1}{3}\)が短距離走の選手で、その\(\frac{2}{3}\)は公立高校から出場している。公立高校から出場している短距離走の選手は全体のどれだけか。

選択肢


  • A. \(\frac{1}{3}\)

  • B. \(\frac{1}{12}\)

  • C. \(\frac{1}{6}\)

  • D. \(\frac{1}{4}\)

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では与えられた情報を適切に活用することが必要となります。
この問題では、「長距離走の選手の人数が全体のうち\(\frac{1}{4}\)を占めている」という情報から、長距離走でない選手は全体の\(\frac{3}{4}\)という事が分かります。この値に対して「そのうち\(\frac{1}{3}\)が短距離走の選手」という情報と、「さらにそのうち\(\frac{2}{3}\)は公立高校から出場している」という情報を適用して値を掛け合わせると解を求めることができます。
このように、与えられた情報を求めたい解に応じて臨機応変に活用することが重要です。

問題3-9(割合)

問題

ある商品に関して、チラシ・Web・その他のどれを見てその商品を買ったかアンケートをとった。Webはチラシの1.3倍であり、Webは全体の39%であった。その他の数は全体の何%か求めよ。ただし、必要な時は、最後に小数点第1位を四捨五入すること。

選択肢


  • A. 21%

  • B. 24%

  • C. 27%

  • D. 31%

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では、与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では、与えられた情報を適切に活用することが必要となります。
この問題では、「Webはチラシの1.3倍で、全体の39%に相当した」という情報から、チラシは全体の30%という事が分かります。そして、その他に関しては全体からその他以外を引いて求めると良いでしょう。
このように、与えられた情報を求めたい解に応じて臨機応変に活用することが重要です。

問題3-10(割合)

問題

ある問題集を解いている。月曜日に全体の\(\frac{3}{10}\)進めた。火曜日に残った部分のうちの\(\frac{3}{14}\)を進めた。さらに水曜日に42ページ進めたところ、35ページ残った。この残りのページは、全体に対して何割であるか求めよ。

選択肢


  • A. 2割

  • B. 2.5割

  • C. 3割

  • D. 3.6割

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では、与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では、与えられた情報を適切に活用することが必要となります。
この問題では、「月曜日に全体の\(\frac{3}{10}\)進めた」という情報から、残ったページは全体の\(\frac{7}{10}\)という事が分かります。この値と「火曜日に読んだのは残ったうちの\(\frac{3}{14}\)」という情報から、これらの値を掛け合わせれば全体のうち火曜日に読んだ割合を求めることができます。月曜日と火曜日に進めた分の残りが、水曜日以降で残ったページ数の合計であることを利用すれば、全体のページ数を求めることができます。この値から残りのページ数の割合を求めれば良いでしょう。
このように、与えられた情報を求めたい解に応じて臨機応変に活用することが重要です。

問題3-11(割合)

問題

芸能事務所PはPの4倍の人数の芸能事務所Qと合併して芸能事務所Rとなった。男性の割合について、芸能事務所Pの時には70%だったが、芸能事務所Rになって42%に減少した。ここで10人の男性が芸能事務所Rを辞めたので、男性の割合が40%に減少した。合併前のPの人数は何人だったか。

選択肢


  • A. 54人

  • B. 60人

  • C. 64人

  • D. 70人

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では、与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では、具体的な数値が与えられていないものを、文字や計算しやすい数に仮定すると考えやすくなります。
この問題では、Pの人数をx人とおくと、この時Qの人数は 4x人であることからRの人数は5x人となります。Rでは42%が男性であることから男性の人数は2.1x人となります。この値と「10人の男性が芸能事務所Rを辞めたので、男性の割合が40%に減少した」という情報から方程式を解くと解を求めることができます。
このように、情報を整理する際には計算がしやすい数や文字に仮定して考えるのが良いでしょう。

問題3-12(割合)

問題

アンケート調査をある番組について行った。男性650人、女性750人に回答してもらった。回答者のうちこの番組を毎週見ている人の割合は25%、女性では20%である。この番組を毎週見ている人の割合は男性では何%であるか。必要に応じて、小数点第一位以下を四捨五入せよ。

 

選択肢


  • A. 29%

  • B. 31%

  • C. 33%

  • D. 35%

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では、与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では、与えられた情報を適切に活用することが必要となります。
この問題では、回答者は合計で1400人であり、そのうち25%がこの番組を毎週見ていることから、男女合わせた番組を毎週見ている人の人数を求めることができます。また女性750人のうち、20%がこの番組を毎週見ていることから、女性の中でこの番組を毎週見ている人の人数を求めることができます。これら2つの値の差が男性の中でこの番組を毎週見ている人の人数となる為、その値を男性全体の人数で除せば答えを求めることができます。
このように、与えられた情報を求めたい解に応じて臨機応変に活用することが重要です。

問題3-13(割合)

問題

ある塾の総生徒数は250人であり、そのうち60%は中学生である。新しく中学生が50人入ってきた場合、中学生は全塾生の何%になるか求めよ。ただし、必要に応じて、小数点第一位以下を四捨五入すること。

 

選択肢


  • A. 60%

  • B. 65%

  • C. 67%

  • D. 70%

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では、与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では、与えられた情報を適切に活用することが必要となります。
この問題では、総生徒数は250人でありそのうち60%は中学生であることから、最初の中学生の人数は150人と分かります。ここから中学生は50人増えたため200人となり、全塾生は300人となります。この増加後の中学生の人数を全塾生で除せば答えが求まるでしょう。
このように、与えられた情報を求めたい解に応じて臨機応変に活用することが重要です。

問題3-14(割合)

問題

あるアプリの利用者は全体で160人で、男女比は5:3である。また利用者のうち課金している割合は、男性は40%、女性は30%である。利用者全体のうち何%が課金しているか求めよ。ただし、必要に応じて、小数点第一位以下を四捨五入すること。

 

選択肢


  • A. 30%

  • B. 32%

  • C. 34%

  • D. 36%

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の割合の問題では、与えられた情報を整理する力が求められます。このような問題では、与えられた情報を適切に活用することが必要となります。
この問題では、利用者数とその男女比が分かっている為、男女の利用者数をそれぞれ求めることができます。また、男女それぞれにおいて課金している割合も既知であるため、男女それぞれの人数と掛け合わせれば課金者の人数を求めることができるでしょう。この値を全利用者数で除せば答えを求めることができます。
このように、与えられた情報を求めたい解に応じて臨機応変に活用することが重要です。