問題4-4(整数)

問題

ある高校の学生180人の英語の成績について、以下のことがわかっている。

Ⅰ 70点以上80点未満の男子学生は60人いる。

Ⅱ 80点以上の学生は5人いる。

Ⅲ 70点未満の学生は110人いる。

70点以上80点未満の女子学生は何人いるか。

選択肢


  • A. 5

  • B. 10

  • C. 15

  • D. 20

  • E. 25

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような合計の中から内訳を求める問題では、最初に全体を構成している内訳の種類を全て確認しましょう。全体の内訳を把握するために図を書くのも良いでしょう。
例えばこの問題では、70点未満の学生、70点以上80点未満の学生、80点以上の学生という3つの点数別の層が全体を構成しています。そのうち70点以上80点未満の学生に関しては男女別に考えています。求めたいのは70点以上80点未満の女子学生の人数なので、それ以外のグループの人数を全体から引けば求めることができます。
このように全体の内訳を確認することで、求めたい数値を導くための方針が明確を明確にできるでしょう。

問題1-8(同意語)

問題

次の単語と最も意味が近い語を,AからEまでの中から一つ選びなさい。

  • proof

選択肢


  • A. knife

  • B. surface

  • C. plant

  • D. evidence

  • E. trash

編集者からワンポイントアドバイス

英語の同意語の問題では、出題される単語と選択肢に出る単語の意味を理解することが重要になってきます。また頻出単語を出来るだけ多く暗記しておけば即座に回答することができるでしょう。
この問題の場合、問題文のproofの意味は「証拠」という意味を表しているので、同じ「証拠」といった意味を持つDの「evidence」が正解となります。 最近では日本語でも「エビデンス」という言葉が使われる機会が増えてきたため、日常生活で使うカタカナ英語の意味もきちんと理解しておくと役に立つかもしれません。単語の意味が分からない場合は、意味を推測するか消去法を用いてみましょう。
他にも、「examination(調査)」と「investigation(取り調べ)」など同意語は沢山ありますので1つ1つ覚えておきましょう。

問題1-9(同意語)

問題

次の単語と最も意味が近い語を,AからEまでの中から一つ選びなさい。

  • noble

選択肢


  • A. brilliant

  • B. novel

  • C. modest

  • D. distant

  • E. humid

編集者からワンポイントアドバイス

英語の同意語の問題では、出題される単語と選択肢に出る単語の意味を理解することが重要になってきます。また出題される単語の対義語も暗記しておくと選択肢から即座に外すことができるでしょう。
この問題の場合、問題文のnobleの意味は「立派な」という意味を表しています。なので、対義語である選択肢Cの「modest」は違うことが分かります。そして、「立派な」に近い「素晴らしい」といった意味を持つAの「brilliant」が正解となります。 このように、基礎的な単語の意味を理解しておくことが正答するコツになります。
他にも、「evident(明白な)」と「obvious(明白な)」など同意語は沢山ありますので1つ1つ覚えておきましょう。

問題5-5(平均)

問題

14個のケーキをP、Q、R、Sの4人に配った。配ったケーキの個数について次のことが分かっている。

Ⅰ PとRがもらった個数の平均は、QとSがもらった個数の平均と等しい。
Ⅱ Pがもらった個数は4人の中で最も多い。
Ⅲ 4人がもらった個数は全て異なる。

このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。

ア Qがもらった個数はSがもらった個数よりも多い。
イ Rがもらった個数は4人の中で最も少ない。
ウ Sがもらった個数は4人のもらった個数の平均よりも多い。

選択肢


  • A. アだけ

  • B. イだけ

  • C. ウだけ

  • D. アとイ

  • E. アとウ

  • F. イとウ

  • G. アとイとウ

  • H. 正しい推論はない。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように平均から各数値を求める問題では、わからない数値を一度文字でおいて式で整理しましょう。
例えばこの問題では、P、Q、R、Sの個数をそれぞれP、Q、R、Sと置きます。文字を利用すると、条件Ⅰは「P+R=Q+S」、選択肢アは「Q>S」のように表せます。選択肢Ⅰ~Ⅲを連立方程式のように解けば、「P+R=Q+S=7」を導くことができます。選択肢ア~ウに関してまず反例を探して、必ず正しいとは言えないものを消去しましょう。それから残った選択肢について必ず正しいかを確かめた方が早いです。
このように条件を文字で表すことで、情報をわかりやすく整理することが出来ます。

問題5-6(平均)

問題

18個のボールをP、Q、R、Sの4人に配った。これについて次のことが分かっている。

Ⅰ PとRがもらった個数の平均は、QとSがもらった個数の平均と等しい。
Ⅱ Pがもらった個数は4人の中で最も多い。
Ⅲ 4人がもらった個数は全て異なる。

このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。

ア Qがもらった個数はSがもらった個数よりも多い。
イ QかSのうちどちらかは、4人がもらった個数の平均よりも少ない。
ウ Rがもらった個数は4人の中で最も少ない。

選択肢


  • A. アだけ

  • B. イだけ

  • C. ウだけ

  • D. アとイ

  • E. アとウ

  • F. イとウ

  • G. アとイとウ

  • H. 正しい推論はない。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように推論が正しいかを判断する問題では、わかっている情報を一度整理して、考えるためのベースを構築しましょう。
例えばこの問題では、条件ⅠからPとR、QとSの合計がともに9であり、個数の組み合わせは(8、1)(7、2)(6、3)(5、4)のいずれかになります。条件ⅡよりPの個数を基準として場合分けを考えると良いでしょう。例えばPが7個の場合、Rは2個で、QとSの組み合わせは条件Ⅲより(6、3)(5、4)です。Pが8、7、6個の場合の3通りについてア~ウが正しいかを確かめれば良いこととなります。
このようにわかっている情報を一度整理して、考えるためのベースを構築することで、シンプルに問題を解くことが出来るでしょう。

問題5-7(平均)

問題

18個のお土産をP、Q、R、Sの4人に配った。これの個数について次のことが分かっている。

Ⅰ PとRがもらった個数の平均は、QとSがもらった個数の平均と等しい。
Ⅱ Pがもらった個数は4人の中で最も多い。
Ⅲ 4人がもらった個数は全て異なる。
Ⅳ SはQよりももらった個数が多い。

このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。

ア 2番目に多くもらったのはSである。
イ 3番目に多くもらったのはRである。
ウ PとQがもらった個数の平均はRとSがもらった個数の平均より多い。

選択肢


  • A. アだけ

  • B. イだけ

  • C. ウだけ

  • D. アとイ

  • E. アとウ

  • F. イとウ

  • G. アとイとウ

  • H. 正しい推論はない。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように推論が正しいかを判断する問題では、わかっている情報を一度整理して、考えるためのベースを構築しましょう。
例えばこの問題では、条件ⅠからPとR、QとSの合計がともに9であることがわかります。また、条件Ⅱより、Pが一番多いので条件ⅠにおいてPの相方であるRが一番少ないことがわかります。また、条件Ⅲ、Ⅳをあわせて考えれば、P>S>Q>Rであることがわかります。この状態で推論が正しいかを判断しましょう。今回は個数の数字についての選択肢が無いので、不等号のみの大小関係だけで大丈夫です。
このようにわかっている情報を一度整理して、考えるためのベースを構築することで、シンプルに問題を解くことが出来るでしょう。

問題5-8(平均)

問題

P、Q、R、Sの身長を測定した。これについて次のことが分かっている。
Ⅰ PはQよりも背が低い。
Ⅱ RはPよりも背が高い。
Ⅲ Sの身長はQとRの平均よりも高い。

このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア Sの身長はPよりも高い。
イ Rの身長はQよりも高い。
ウ PとSの身長の平均はQとRの身長の平均よりも高い。

選択肢


  • A. アだけ

  • B. イだけ

  • C. ウだけ

  • D. アとイ

  • E. アとウ

  • F. イとウ

  • G. アとイとウ

  • H. 正しい推論はない。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように推論が正しいかを判断する問題では、わかっている情報を記号などを用いて整理して、考えるためのベースを構築しましょう。
例えばこの問題では、条件Ⅰと条件Ⅱより、P<Q、P<Rであるとわかります。また、条件Ⅲより、2S>Q+Rです。条件Ⅰ、Ⅱより、2P<Q+Rなので、これらを合わせて考えると、2P<Q+R<2Sであることがわかります。QとRの大小関係はわかりません。この状態で推論が正しいかを判断しましょう。
このようにわかっている情報を一度整理して、考えるためのベースを構築することで、シンプルに問題を解くことが出来るでしょう。

問題5-9(平均)

問題

P、Q、R、Sの座高を測定した。これについて次のことが分かっている。
Ⅰ PはQよりも低い。
Ⅱ RはPよりも高い。
Ⅲ SはQとRの平均よりも高い。

このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア SはPよりも高い。
イ SはQよりも高い。
ウ QとRのうちどちらか一人は、Sよりも低い。

選択肢


  • A. アだけ

  • B. イだけ

  • C. ウだけ

  • D. アとイ

  • E. アとウ

  • F. イとウ

  • G. アとイとウ

  • H. 正しい推論はない。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように推論が正しいかを判断する問題では、わかっている情報を記号などを用いて整理して、考えるためのベースを構築しましょう。
例えばこの問題では、条件Ⅰと条件Ⅱより、P<Q、P<Rであるとわかります。また、条件Ⅲより、2S>Q+Rです。条件Ⅰ、Ⅱより、2P<Q+Rなので、これらを合わせて考えると、2P<Q+R<2Sであることがわかります。この状態で推論が正しいかを判断しましょう。アに関してはこの不等号条件から正しいと分かります。イに関しては情報がないので、分かりません。ウに関しては、QとRのどちらもSより高い場合を考えて、背理法で解きましょう。
このようにわかっている情報を一度整理して、考えるためのベースを構築することで、シンプルに問題を解くことが出来るでしょう。

問題5-11(平均)

問題

P、Q、R、S、Tが1問1点で5問の英語の試験を受けた。これについて次のことが分かっている。

Ⅰ P含めてちょうど3人が同じ点数で、他の2人は点数が同じだった。
Ⅱ PとSの平均点は3.5点であった。
Ⅲ PとQとRとSの平均点は3.5点であった。

このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。

ア PとSの得点は異なる。
イ QとRの得点は等しい。
ウ Tの得点は3点よりも高い。

選択肢


  • A. アだけ

  • B. イだけ

  • C. ウだけ

  • D. アとイ

  • E. アとウ

  • F. イとウ

  • G. アとイとウ

  • H. 正しい推論はない。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。この問題のポイントとしては、番号が振られていない条件以外からも情報を得ることです。
例えばこの問題では、条件Ⅱ、Ⅲより、P+Q=P+S=R+S=7であることがわかります。この等式から、Q=S、P=R、Q+R=7も導けます。これをベースとして推論が正しいかを判断しましょう。アとイは2人の点数が等しいか、異なるかについての推論です。しかし、このベースだけではそれはわかりません。そこで点数が必ず整数であるという条件を用います。2人の点数の合計が奇数であるとき、2人の点数が等しくなることはありません。これを基準に選択肢が成り立つかを考えましょう。
このように条件として明文化されていないものも条件になり得るので注意しましょう。特に、整数条件は重要になりやすいので、見逃さないようにしましょう。

問題1-4(特殊計算)

問題

3種類のお菓子がある。値段はそれぞれ40円、60円、90円である。

2人の子どもで800円を持ち寄ってぴったり使い切ってお菓子を買うことにした。

90円のお菓子は絶対1人3つ以上欲しい。合計個数を最大にするようお菓子を買う時60円のお菓子はいくつ買うことになるか。

選択肢


  • A. 0個

  • B. 1個

  • C. 2個

  • D. 3個

  • E. 4個

  • F. AからEのいずれでもない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の特殊計算の問題では与えられた情報を読み取り素早く計算する力が求められます。
この問題で正答するポイントとしては、条件を利用して問題をより部分的かつ簡単になるよう分解していくことです。
例えば、90円のお菓子は絶対1人3つ以上買うという条件があります。これによって、90×6=540円分の内訳は確定していることになります。すなわち、残りの260円で個数が最大となるようにお菓子を買う問題と考えることができます。より安いお菓子を優先して買った方が合計個数は増えるので、40円のお菓子が最大何個買えるかで考えていきましょう。40円のお菓子を6個買うと20円余ってしまいますが、5個買えば残りの60円を60円のお菓子1個で埋めることができます。
このように確定している情報を用いて問題を分解することで、より簡単な問題へと変換することができます。