問題7-4(順序)

問題

P、Q、R、Sで徒競走を行った。4人の順位に関して次のことが分かっている。

Ⅰ SはQ、Rよりも順位が高かった。
Ⅱ QはPよりも順位が高かった。
Ⅲ Pは4位ではなかった。

左から順に1位~4位の人を並べたとき正しいものはどれか。

選択肢

  • A. PRSQ
  • B. RPQS
  • C. SQPR
  • D. SPRQ

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような条件から順位を推測する問題では、わかっている情報を不等号などの記号でわかりやすく整理しましょう。
例えばこの問題では、条件Ⅰと条件Ⅱより、「S>Q>P、S>R」と表せます。また、条件ⅢよりPは4位ではないので、条件Ⅰと条件ⅡよりPは3位しかあり得ないことがわかります。ゆえに「S>Q>P>R」であると確定できます。
このように情報を符号で整理することで情報をわかりやすくまとめることができます。

問題7-5(順序)

問題

P、Q、R、S、Tで長距離走を行った。5人の順位に関して次のことが分かっている。

Ⅰ SはQ、Rよりも順位が低かった。
Ⅱ QはP、Tよりも順位が高かった。
Ⅲ R、Sは4位以下であった。

1位であったのは誰か。

選択肢

  • A. P
  • B. Q
  • C. R
  • D. S
  • E. T

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような条件から順位を推測する問題では、わかっている情報を不等号などの記号でわかりやすく整理しましょう。
例えばこの問題では、条件Ⅰは不等号で「Q、R>S」と表せます。また、条件Ⅱは「Q>P、T」と表せます。条件Ⅲは少し特殊ですが、「P、Q、T>R、S」と表せます。これらから、「Q>P、T>R、S」であることがわかるので、Qが1位とわかります。
このように情報を符号で整理することで情報をわかりやすくまとめることができます。

問題7-6(順序)

問題

P、Q、R、Sの4人が、1回ずつおみくじを引いた。おみくじは吉2本と凶2本で、これについて次のことが分かっている。

Ⅰ 最初に吉を引いたのはQだった。
Ⅱ 連続して吉は出ていない。
Ⅲ PはSよりも先に引き、RとSは凶であった。

このとき、引いた順番に左から並べるとどのようになるか。

選択肢

  • A. QRPS
  • B. QRSP
  • C. RQPS
  • D. RQSP

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような条件から順位を推測する問題では、選択肢が条件をすべて満たしているかで消去法を使うこともできます。
例えばこの問題は、解説のように条件から順々に情報を得て解くことが正攻法です。しかし、このように「1つ選ぶ」、「1番だけでなくすべての順番が選択肢となっている」、「選択肢の数が少ない」問題は消去法に向いています。もし引いた最初の1番だけしか選択肢になっていないような問題であったら、条件を満たしているかが確認しづらいので、消去法は避けましょう。
このように消去法に向いている問題と判断できたら、各選択肢が条件を満たすかだけ確認すれば良いので簡単に解くことができます。

問題7-7(順序)

問題

X、Y、Z、Wの4人のバッターが打席に立った。このうち、2人はヒットを打ち、残りの2人は三振である。これに関して次のことが分かっている。

Ⅰ 最初にヒットを打ったのはYだった。
Ⅱ 連続してヒットは出ていない。
Ⅲ XはWよりも先に打席に立ち、Wは三振であった。

このとき、必ず正しいといえる推論はどれか。

選択肢

  • A. Xはヒットであった。
  • B. XはZよりも先に打席に立っている。
  • C. YはWよりも先に打席に立っている。
  • D. ZとWは連続して打席に立っている。

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような条件から順位を推測する問題では、わかっている情報を不等号などの記号でわかりやすく整理しましょう。
例えばこの問題では、ヒットを〇、三振を×で表しましょう。条件Ⅱより、考えられる順番は〇×〇×、〇××〇、×〇×〇の3通りです。一度誰が打ったかではなく、ヒットと三振の順番だけで考えましょう。次に条件Ⅰと条件Ⅲより誰がどこを打ったが部分的にわかるので、そこを〇と×からアルファベットに置き換えます。その状態をベースとして選択肢が正しいかを確かめていきましょう。
このように情報を符号で整理することで考えるための下地を作ることができます。

問題7-8(順序)

問題

P、Q、R、Sの4人が感染症の検査を行った。次のことが分かっている。

Ⅰ 最初に陽性が出たのはQだった。

Ⅱ 連続して陽性者は出ていない。

Ⅲ PはSよりも先に検査をし、Sは陰性であった。

Ⅳ 陽性者と陰性者はそれぞれ2人ずつである。

最も少ない情報で、全員の検査を受けた順番と結果を確定させるには、Ⅰ~Ⅲの情報のほか、次のア、イ、ウのうちどれが加わればよいか。

ア Qは1番目に検査を受けている。
イ PはRよりも後に受けている。
ウ Sは3番目以降に受けている。

選択肢

  • A. アだけ
  • B. イだけ
  • C. ウだけ
  • D. アとイ
  • E. アとウ
  • F. イとウ

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような条件から順番と結果を推測する問題では、わかっている情報を記号でわかりやすく整理しましょう。
例えばこの問題では、まず陽性と陰性の順番だけで考えてみましょう。陽性を〇、陰性を×で表すとすると、条件Ⅱと条件Ⅳより、考えられる順番は〇×〇×、〇××〇、×〇×〇の3通りです。次に条件Ⅰと条件Ⅲより誰がいつ検査したかが部分的にわかるので、そこを〇と×からアルファベットに置き換えます。最後に、考えられる3通りのうち1通りに確定できるような選択肢を探しましょう。
このように情報を記号で整理することで考えるための下地を作ることができます。

問題7-10(順序)

問題

P、Q、R、Sの4人でテニスのシングルスの総当たり戦を行い、その勝ち数によって順位付けをした。ただし、勝った数が同じだった人は存在しなかった。これについて次のことが分かっている。

Ⅰ Pは全勝している。
Ⅱ QはRに勝っている。
Ⅲ Sの勝ち数は1勝である。

このとき2位は誰であるか。

選択肢

  • A. P
  • B. Q
  • C. R
  • D. S

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような条件から順位を推測する問題では、解き方の根幹となるような重要な条件を見逃さないようにしましょう。
例えば、この問題における重要な条件は問題文の「勝った数が同じだった人は存在しなかった」という情報となります。この情報によって「4人の勝ち数はそれぞれ0、1、2、3である」ということがわかるので、勝ち数にそれぞれ人を当てはめていくことで解くことができます。条件Ⅰと条件ⅢからPが3勝、Sが1勝だとわかるので、条件ⅡからQが2勝、すなわち2位だとわかります。
このように重要な条件に気付けるかが難易度を左右するので注意しましょう。

問題7-9(順序)

問題

P、Q、R、Sの4人は駅伝の同じ区間に出場した。この順番にレースをスタートし、それぞれが区間を完走した。これに関して次のことが分かっている。

Ⅰ Pは2つ順位を落とした。

Ⅱ Qはこの区間を最も短いタイムで走った。

Ⅲ RはSよりも短いタイムで走った。

4人のゴールした時の順位として正しいのはどれか。

選択肢

  • A. QRPS
  • B. QPRS
  • C. RQPS
  • D. QSPR

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような条件から順位を推測する問題では、条件が示している文字通り以上の意味を理解する必要があります。
例えば、条件Ⅱは「Qのタイムが一番短かった」ということを述べていますが、この問題におけるこの情報の意味は「Qは自分より後にスタートしたRとSには抜かれなかった」ということです。Qより先にスタートしたPを抜けたかは、この条件からはわかりません。同様に条件Ⅲは、「Rは自分より後にスタートしたSには抜かれなかった」ということを意味しています。これらの情報と条件Ⅰを組み合わせて順番を推理していきましょう。
このように条件が示している意味について深く考える癖をつけると良いでしょう。

問題6-5-2(位置関係)

問題

公園でP、Q、R、Sの4人が遊んでいた。公園には高い台と低い台の2つがあり、それぞれ1人ずつ乗り、残りの2人は台の下にいた。ただし、自分よりも低い、もしくは同じ高さの人のことは見ることができるものとする。

4人の関係に関して次のことが分かっている。

Ⅰ PはSのことを見ることができない。

Ⅱ QはRのことを見ることができる。

Ⅲ RはQのことは見ることができる。

低い方の台に乗っているのは誰か。

選択肢

  • A. P
  • B. Q
  • C. R
  • D. S
  • E. PかQ

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように順序のある位置関係を推測する問題では、不等号などの符号を用いて情報を整理しましょう。
この問題では、「ある人を見ることが出来る」=「その人以上の高さにいる」ということなので、例えばⅠの条件は「P<S」と表せます。同様にⅡの条件から「R≦Q」、Ⅲの条件から「R≦Q」がわかります。後は数学の不等号の問題のように大小関係を解いていきましょう。
このように符号を用いて情報を整理することで、単純な数学的問題に帰着できます。

問題3-1(集合)

問題

大学に所属する留学生300人に調査を行ったところ、英語が話せる人が200人、日本語が話せる人が120人いた。この中から、どちらかの言語しか話せない人の人数を調べたい。

英語と日本語両方とも話せる人が50人いたとすると、英語と日本語のうちどちらか片方だけ話せる人は何人か。

選択肢


  • A. 170

  • B. 200

  • C. 220

  • D. 270

  • E. 320

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、英語が話せる人を集合A、日本語が話せる人を集合Bと置き、ベン図を描いて考えてみましょう。共通部分は英語と日本語の両方を話せる人であり、問題文よりその人数は50人となります。従って、集合AのうちBと共通部分を形成しない部分が英語のみ話せる人であり、その数は200-50=150で150人となり、集合Bも同様にして70人が日本語のみ話せると分かるので、求める答えは220人となります。
この様に、ベン図を用いて、多層的な情報を平面上で処理しながら解いてみましょう。

問題3-2(集合)

問題

会社の社員300人に調査を行ったところ、英語が話せる人が200人、中国語が話せる人が120人、スペイン語が話せる人が100人いた。

英語も中国語も話せる人が50人いて、かつ、スペイン語だけ話せる人が20人いたとすると、英語、中国語、スペイン語いずれも話せない人は何人か。

選択肢


  • A. 0

  • B. 10

  • C. 20

  • D. 30

  • E. 50

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の集合の問題は、多層的な情報を処理する能力が求められます。このような重なり合った複数の情報を分析する問題では、ベン図を描くことが重要です。
例えばこの問題では、英語が話せる人を集合X、中国語はY、スペイン語はZとして考えます。まず、各部分に名前をつけてみましょう。英語のみ話せる人にA、中国語のみにB、スペイン語のみにC、英語と中国語を話せてスペイン語を話せない人にD、中国語とスペイン語を話せて英語を話せない人にE、英語とスペイン語を話せて中国語を話せない人にF、全て話せる人をGと置きます。ここで問題文より、D+G=50、C=20となるので、A+F=150、B+E=70が立式できます。これらより、A+B+C+D+E+F+G=290となり、3つの集合には290人が含まれるとわかります。従って、求める答えは300-290=10で10人となります。
この様に、わからない部分を文字で置くという作業は集合の分野でも有効です。