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問題
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。
いよいよ作業に を入れる
選択肢
A. 本腰
B. 年季
C. 本気
D. 念頭
E. 故障
解答・解説
作業に本腰を入れる(より本気で取り組む)が正解。故障を入れる(異議を申し入れる)も慣用表現。
問題
赤、青、黄色のアメを合計12個買った。ただしどのアメも1個以上は買った。それぞれの買った数について、以下のことが分かっている。
Ⅰ 黄色いのアメは6個以下である。
Ⅱ 赤いアメは青いアメより2個だけ多い。
青いアメと黄色いアメの個数差が2個のとき、赤いアメと黄色いアメの差は何個か。
解答・解説
赤が青より2個多いから、青をx本とすると、赤と青の合計はx + (x + 2) = 2x + 2個となる。
よって、黄色は12 – (2x + 2) = 10-2x個となり、これが6個以下であるから1 ≦ 10-2x ≦ 6。つまり、2 ≦ x ≦ 4.5となるから、x = 2、3、4
これより3色の個数の組み合わせは赤:青:黄=4:2:6、5:3:4、6:4:2のいずれかになるから、青と黄の差が2である場合、赤と黄の差は4個。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような数値の差と合計から各数値を求める問題では、ある1つの数値を基準として設定することが定石です。
例えばこの問題では、青いアメの個数を基準として、x個とおきましょう。すると条件Ⅱよりの赤いアメの個数はx+2個であることがわかります。次にxの数値を求める方法を考えましょう。合計から赤、青のアメの個数を引くことで、黄色いアメの個数がxで表せるので、これを条件Ⅰと合わせて考えることでxの範囲が求まります。あとはxが整数であること、青いアメと黄色いアメの個数差が2個であることを満たすxを探しましょう。
このように基準を設定することで単純な数値計算として問題を解くことが出来るでしょう。
問題
赤、白、ピンクのバラをそれぞれ一本ずつ購入し、合計12本買った。これについて、次のようなことが分かっている。
Ⅰ ピンクのバラは3本か4本である。
Ⅱ 赤のバラは白のバラより2本だけ多い。
このとき白のバラは何本か。
解答・解説
赤のバラが白のバラより2本多いから、白のバラをx本とすると赤・白の合計は x + (x + 2)=2x + 2本となる。
よって、ピンクのバラは12- (2x +2) = 10-2x本となり、これが3本か4本であるから10 – 2x = 3 or 4。つまり、x = 3 or 3.5となるから、x = 3
よって、3本。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は、情報を整理する力が求められます。このような数値の差と合計から各数値を求める問題では、ある1つの数値を基準として設定することが定石です。
例えばこの問題では、白いバラの本数を基準として、x本とおきましょう。すると条件Ⅱよりの赤いバラの本数はx+2本であることがわかります。次にxの数値を求める方法を考えましょう。合計から赤、白のバラの本数を引くことで、ピンクのバラの本数がxで表せるので、これを条件Ⅰと合わせて考えることでxの値が求まります。
このように基準を設定することで単純な数値計算として問題を解くことが出来るでしょう。
問題
1個150円のチョコレートと1個100円のクッキーをそれぞれ何個か買った。これについて次のことが分かっている。
Ⅰ 合計金額は1100円であった。
Ⅱ チョコレートを買った個数は3の倍数だった。
このとき、クッキーは何個買ったか。
解答・解説
1100円を超えない範囲で、チョコレートの個数としてあり得るのは3個か6個。
3個買った場合:残りのクッキー代は1100ー150×3=550円となり、100の倍数ではないので正しくない。
6枚買った場合:残りのクッキー代は1100ー150×6=200円となり、このときクッキーは2枚。
以上より、2枚。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は、情報を整理する力が求められます。このような整数問題では、数値の範囲や候補を条件から絞っていくことが定石です。その際、出来るだけ狭く絞れる条件を探すことが大切です。
例えばこの問題では、条件Ⅰ、Ⅱよりチョコレートの個数が3個か6個の2つに絞ることができます。これらの場合について、それぞれクッキーの個数が整数になる方が正しい個数となります。もしクッキーの個数について最初に考えると0~11個の12通りの場合について考える必要があるので、先にチョコレートの個数で場合分けしましょう。
このように数値の候補や範囲をより狭く絞れるように条件を利用していきましょう。
問題
1個150円のパンと1個100円のおにぎりをそれぞれ何個か買った。これについて次のことが分かっている。
Ⅰ 合計金額は1700円であった。
Ⅱ パンもおにぎりもそれぞれ4個以上は買っている。
Ⅲ パンの方がおにぎりよりも3個多く買っていた。
このとき、おにぎりは何個買ったか。
解答・解説
Ⅱより、残りは1700 – (150 + 100) × 4=700円である。
パンの個数として考えられるのは1〜4個であるが、このうち奇数の場合残りのおにぎり代が100の倍数にならない。よってパンが2個か4個なので場合分けする。
2個のとき:残りのおにぎり代は700 – 150 × 2 = 400円となり、おにぎりは4個。これはⅢに反する。
4個のとき:残りのおにぎり代は700 – 150 × 4 = 100円となり、おにぎりは1個。これはⅢにも当てはまる。
よって、おにぎりは4 + 1 = 5個
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は、情報を整理する力が求められます。このような整数問題では、数値の範囲や候補を条件から絞っていくことが定石です。その際、出来るだけ狭く絞れるように工夫しましょう。
例えばこの問題は、一見1700円の内訳を考える必要があり、多くの組み合わせが感がられます。ゆえにおにぎりの個数をxと置くことで解くことも正しい方法です。しかし、条件Ⅰ、Ⅱより、1700円のうち1000円は内訳が確定しているので、残り700円の内訳を考えれば良いことになり、実際は2通りの整数の組み合わせが条件Ⅲを満たすかを考えれば解くことができます。
このように労力を減らすために、出来るだけ数値の範囲や候補を狭くできる方法を考えることが重要です。
問題
1〜13と書かれたカードを1枚ずつ用意した。この中から、XとYの2人がそれぞれ2枚ずつ選んだ。選んだカードについて次のことが分かっている。
Ⅰ Xの選んだカードの数字の合計は7である。
Ⅱ Yが選んだカードの数字の合計は10以下であった。
Ⅲ Yが選んだカードの数字は2枚とも3の倍数であった。
Xが選んだカードのうち大きい方の数字はいくつか。
解答・解説
Ⅱ、Ⅲより、Yが選んだ数字は3と6しかない。
これより、Xは3と6は持っていない。3と6以外で合計が7になる数字の組み合わせは2と5しかないので大きい数字は5。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は、情報を整理する力が求められます。このような整数問題では、数値の範囲や候補を条件から絞っていくことが定石です。その際、出来るだけ狭く絞れるように工夫しましょう。
例えばこの問題では、条件Ⅱ、ⅢからYの数字が3、6だとわかります。条件Ⅰから考えた場合、合計が7となる組み合わせは3通り考えられてしまうので、後回しにしましょう。一般的に倍数の条件は、数値の候補をかなり絞ることが出来る場合が多いので、最初に考えた方が良いです。3、6のカードを使わずに合計が7となるカードの組み合わせは2と5だけなので、大きい方の5が解答となります。
このように労力を減らすために、出来るだけ数値の範囲や候補を狭くできる方法を考えることが重要です。
問題
トランプのハートの1〜13を1枚ずつ用意した。この中から、XとY
の2人がそれぞれ2枚ずつ選んだ。選んだトランプについて次のことが分かっている。
Ⅰ Xの選んだトランプの数字の合計は20であった。
Ⅱ Yが選んだトランプの数字の合計は18以上であった。
Ⅲ Yが選んだトランプの数字は連続していて、一方は4の倍数であった。
Xが選んだトランプのうち小さい方の数字として可能性のあるものの組み合わせはどれか。
選択肢
A. 6と7
B. 7と9
C. 7と10
D. 8と9
E. 9と11
解答・解説
Ⅱ、Ⅲを満たすようなYの数字の組み合わせは(11、12)か(12、13)である。これより、Xは12を持っていないので、あり得る組み合わせは(7、13)(9、11)のどちらか。よって小さいものは7か9。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような整数問題では、数値の範囲や候補を条件から絞っていくことが定石です。その際、出来るだけ狭く絞れるように工夫しましょう。
例えばこの問題では、条件Ⅱ、ⅢからYの数字が(11、12)、(12、13)だとわかります。条件Ⅰから考えた場合、合計が20となる組み合わせは3通り考えられてしまうので、後回しにしましょう。一般的に倍数の条件は、数値の候補をかなり絞ることが出来る場合が多いので、最初に考えた方が良いです。後はそれぞれのYの数字の場合について、Xの数字の合計が20となるカードの組み合わせが解答となります。
このように労力を減らすために、出来るだけ数値の範囲や候補を狭くできる方法を考えることが重要です。
問題
1〜13と書かれたボールを用意した。この中から、XとYの2人がそれぞれ2枚ずつ選んだ。選んだボールについて次のことが分かっている。
Ⅰ Xの選んだボールの数字の合計とYの選んだボールの数字の合計は、ともに18であった。
Ⅱ Xが選んだボールには偶数が含まれていた。
Ⅲ Xが選んだボールとYが選んだボールにはともに5の倍数が含まれていた。
Yが選んだボールのうち小さい方のボールはいくつか。
選択肢
A. 4
B. 5
C. 6
D. 7
E. 8
F. 9
解答・解説
Ⅰ、Ⅲより、あり得る数字の組み合わせは(5、13)(8、10)。
Ⅱより、Xが(8、10)なので、Yは(5、13)。よって小さい数字は5。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような整数問題では、数値の範囲や候補を条件から絞っていくことが定石です。その際、出来るだけ狭く絞れるように工夫しましょう。
例えばこの問題では、最初にX、Yの区別なく合計18となる組み合わせを考えていきましょう。条件Ⅲからそれぞれの組み合わせに5、10が片方ずつ含まれていることがわかります。一般的に倍数の条件は、数値の候補をかなり絞ることが出来る場合が多いので、最初に考えた方が良いです。それぞれカードの片方がわかったので、2つの組み合わせが(5、13)、(8、10)だとわかります。後は条件ⅡからYの組み合わせが(8、10)だとわかるので、答えは8です。
このように労力を減らすために、出来るだけ数値の範囲や候補を狭くできる方法を考えることが重要です。
問題
星が1〜6個書いてあるカードを1枚ずつ用意し、これをX、Y、Zの3人にランダムに2枚ずつ配った。配ったカードについて以下ことが分かっている。
Ⅰ XとYのカードの星の数の合計は等しい。
Ⅱ Zが持つカードの星の数の合計は9もしくは10である。
Zが持つカードのうち少ない星の方の数はいくつか。
選択肢
A. 1
B. 2
C. 3
D. 4
E. 5
F. 9
解答・解説
1〜6のうち合計が9か10になる組み合わせは(3、6)(4、5)(4、6)である。
1〜6の合計が21であることを考えると、Zの合計が10のときは、XとYの合計が21 – 10 = 11になってしまい、Ⅰに反する
よって、Zは(3、6)(4、5)のどちらか。
(3、6)のとき:残りは1、2、4、5であり、(1、5)(2、4)とするとⅠを満たす。
(4、5)のとき:残りは1、2、3、6であり、このうちからⅠを満たす組み合わせは作れない。
以上より、Zの少ない方の星の数は3。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このような整数問題では、数値の範囲や候補を条件から絞っていくことが定石です。その際、出来るだけ狭く絞れるように工夫しましょう。
例えばこの問題では、「条件Ⅰから、XとYの2人の合計は必ず偶数となる」ということに気付けるかが重要となります。X、Y、Zの3人の合計は21なので、XとYの2人の合計は偶数となるとき、Zの合計が9であることがわかります。それと同時に、X、Yの合計がそれぞれ6だとわかります。これらを満たすカードの組み合わせを考えていきましょう。
このように労力を減らすために、出来るだけ数値の範囲や候補を狭くできる方法を考えることが重要です。
問題
ある自動車学校には105人生徒がいる。大学生と高校生がいて、普通車のAT車とMT車の免許を取りたい人が混在している。
MT車の免許を取りたい高校生はAT車の免許を取りたい高校生より5人少なかった。
また、大学生と高校生の人数差は55人であった。
大学生は何人か。
選択肢
A. 25人
B. 50人
C. 55人
D. 65人
E. 80人
F. AからEのいずれでもない
解答・解説
大学生と高校生の人数差が55人だから、
少ないほうが( 105 – 55 ) ÷ 2 = 25人、
多いほうが、( 105 + 55 ) ÷ 2 = 80人。
となる。
MT車の高校生はAT車の高校生より5人少ないから、高校生の人数をKとすると、
高校MT車:( K – 5 ) ÷ 2
高校AT車:( K + 5 ) ÷ 2
これが整数になる必要があるため、Kは奇数でなければならない。
よって、高校生は25人で大学生は80人。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の特殊計算の問題では与えられた情報を読み取り素早く計算する力が求められます。
この問題で正答するポイントとしては、条件が何のためにあるのか、どのように使えば答えが導けるのかを考えることです。
例えば、大学生と高校生の人数の和が105人、差が55人なので、組み合わせが80人と25人であることが計算できます。組み合わせがわかっただけで、どちらが大学生かまだわからないことに注意しましょう。ゆえに、高校生のMT車とAT車の人数差の条件は、この2つのどちらが大学生の人数かを区別するための条件といえます。すなわち、80人か25人どちらかが高校生の人数では成り立たないと考えられます。解説のように整数の条件を使うか、高校生の人数をどちらかに仮定してMT車とAT車の人数を求めてみましょう。
このように条件の存在意義を理解し、そこから条件の使い方を連想できれば解答できるでしょう。