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問題
修学旅行でP、Q、Rの3つの班が図のような2階建ての民宿に泊まる。1班が1部屋に泊まるとして、次のことが分かっている。
Ⅰ 102に入った班はなかった。
Ⅱ P班が入った部屋の真下にはQ班が入った。
Ⅲ R班が入る部屋の隣にはP班が入った。
R班が入る部屋として可能性があるのは何番か。
選択肢
A. 201
B. 202
C. 203
D. 201か202
E. 202か203
解答・解説
P、Qが入るのは(201、101)か(203、103)。
いずれにせよ、Pの隣になるのは202なので、Rは202。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は情報を整理する力が求められます。このように位置関係を推測する問題では、条件を処理していく順番が大切です。
例えばこの問題では、まず条件Ⅰから図の102の部屋に×をつけてから考えていきましょう。絶対位置を確定できる情報から考えることが大切です。逆に相対位置に関する条件は、可能性のある位置が複数考えられてしまうので後にしましょう。次にⅡの条件から、PとQを上下セットで考えていきます。相対位置に関する条件は、登場するものをセットで考えていきましょう。この上下セットを配置できるのは(201、101)か(203、103)の2組ありますが、、いずれもR班の入った可能性のある部屋は202となります。
このように条件から位置を推測する問題では、条件を考える順番を工夫しましょう。
問題
7枚のカードに1〜7の数字が書かれており、これらを適当に縦に並べた。カードの数字について以下のことがわかっている。
Ⅰ 手前から1枚目から3枚目までのカードの数字の和は10
Ⅱ 奥から1枚目から3枚目までのカードの数字の和は14
真ん中の数字は何か。
解答・解説
1〜7の合計は1+2+3+4+5+6+7=28。よって真ん中の数字は28 – 10 – 14 = 4。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の推論の問題は、情報を整理する力が求められます。このような重なりのない整数の問題では、解き始める前に条件を見て解くための方針を考えましょう。
例えばこの問題では、「7枚のカードの数字の和から残り6枚のカードの数字の和を引けば、残り1枚のカードの数字となる」ということに気付けるかが重要となります。条件Iと条件Ⅱから、それぞれの3枚のカードの組み合わせを考えるのは大変です。もし自分の方針が想定以上に労力がかかりそうだと感じたら、一度自分の方法を疑ってみて、より良い方法を模索するのが良いでしょう。
このように整数問題では解くための方針が時間や難易度を左右するので、丁寧に模索しましょう。
問題
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[3]に当てはまるものを選びなさい。
フェイクニュースとは、[1][2][3][4][5]これを情報リテラシーという。
A あっという間に嘘の情報が大量に生成される様になった。
B 嘘の情報を拡散して混乱を招かないために
C SNSが発達したことで情報の拡散が速くなり
D 正しく情報を把握する能力が必要である。
E 嘘の情報で構成されたニュースのことである。
解答・解説
まず、文頭の「フェイクニュースとは」にたいする答えがEである。A〜DでEよりも前にはいるものは無いので[1]はEと決まる。
また、C→A、B→Dの塊がわかる。
そして文末の「これが情報リテラシー」が、Dの「正しく情報を把握する能力」をうけているから、
ECABD。
編集者からワンポイントアドバイス
言語の文章整序の問題では与えられた文章を適切な順番に並び替え、正しい文章として構成する力が求められます。問題文の空欄部分の文頭や結論に当てはまる文を探し違和感なく繋がる文章を選択することが正答するポイントになります。
この問題の場合、最初に1に当てはまる文章を考えるといいでしょう。A〜Eの選択肢を見ると、文頭の「フェイクニュースとは」に対する答えはEのみであることが分かります。また5に当てはまる文章は「情報リテラシー」の意味に繋がるDであると分かります。Eが1、Dが5に当てはまることが分かればDに続くのはBといったように順番に当てはめて文章を考えるといいでしょう。
問題
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、イの次にくる文を選びなさい。
ア 遺伝子の働きによりインスリンを強く受容する人がいるという事実がノックアウトマウスによって明らかになったのです。
イ 遺伝子を完全にコントロールすることは難しく、必ずしも思い通りのタイプのマウスにはなりません。
ウ ノックアウトマウスとは遺伝子操作により意図的に遺伝子を欠損させたマウスのことです。
エ このような新しい発見の為にノックアウトマウスのような実験動物は欠かせませんが、倫理にのっとって行う必要があります。
オ しかし、ノックアウトマウスによって病気を引き起こす遺伝子がわかったという例もあります。
選択肢
A. ア
B. ウ
C. エ
D. オ
E. イが最後の文
解答・解説
最初の文がどれなのかを見つける。
エやオの文頭は前の文を受けているから違う。アイウで適切なのはウであるとわかる。
オのあとは「例」が来るはずだからアとなる。そしてアの内容がエの「このような」につながる。
最後に、イはウのあとに入れるときれいな文章となる。
ウイオアエ。
編集者からワンポイントアドバイス
言語の文章整序の問題では与えられた文章を適切な順番に並び替え、正しい文章として構成する力が求められます。問題文の空欄部分の文頭や文末に当てはまる文を探し、違和感なく繋がる文章を選択することが正答するポイントになります。
この問題の場合、最初に文頭にくる文章を考えるといいでしょう。エとオを見ると前文を受けている文章ということが分かるので、残りの選択肢であるアイウの中の適切であるウが文頭にくると推測できるでしょう。ウが文頭にくることが分かれば、ウに続くのはイといったように順番に成立する文章を考えるといいでしょう。
問題
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[4]に当てはまるものを選びなさい。
脳のどの部分が活動したのかを[1][2][3][4][5]適している。
A 正確に記録することができないが
B 鮮明に視覚化するfMRIは
C 脳活動の時間的な変化の観察に
D いつ脳が活動したのかを
E 脳波はミリ秒単位で脳活動を視覚化できるため
解答・解説
先頭に来るのはBのみで、最後につながるのはCのみ。B→D→AでB「fMRIは」の動詞とその目的語が揃う。その後にEが入ってfMRIと脳波の対比構造になる。BDAEC。
編集者からワンポイントアドバイス
言語の文章整序の問題では与えられた文章を適切な順番に並び替え、正しい文章として構成する力が求められます。問題文の空欄部分の文頭や結論に当てはまる文を探し違和感なく繋がる文章を選択することが正答するポイントになります。
この問題の場合、最初に1に当てはまる文章を考えるといいでしょう。A〜Eの選択肢を見ると、「…活動したのかを」に続く文章はBのみであることが分かります。1に当てはまる文章がBだと分かれば、それに続くのがD➝Aであると推測できます。
このように順番に当てはめて文章を考えるといいでしょう。
問題
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[2]に当てはまるものを選びなさい。
最近のレインコートは従来の[1][2][3][4][5]ものが増えてきた。
A 雨や湿気を防ぐという
B 気分を明るくしてくれる
C デザイン性のある簡易レインコートのように
D レインケープとかレインポンチョと言われる
E 機能だけでなく
解答・解説
「従来の」、E「機能だけでなく」、「増えてきた」から、従来→最近の対比の構造が見える。
D→Cは自然につながり、B「気分を明るくしてくれる」ものの例と考えられる。
これに対しA「雨や湿気を防ぐという」が従来のものと考えられるので、A→Eを最初において、AEDCB。
編集者からワンポイントアドバイス
言語の文章整序の問題では与えられた文章を適切な順番に並び替え、正しい文章として構成する力が求められます。問題文の空欄部分の文頭や結論に当てはまる文を探し違和感なく繋がる文章を選択することが正答するポイントになります。
この問題の場合、最初に1に当てはまる文章を考えるといいでしょう。A〜Eの選択肢を見ると、「従来のレインコート」を説明している文章はAであることが分かります。1に当てはまる文章がAだと分かれば、それに続くのはEであることが推測できます。また文末の「ものが…」の表現の例えとしてBの文章がくることが分かります。
このように文章を順番に当てはめて完成させることを意識して問題を解いてみましょう。
問題
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と4番目にくる文の組み合わせを選びなさい。
ア また、歯や歯茎の状態は健康にも直結するが、顔の若々しさにも影響する問題である。
イ 35歳を超えると、80%以上の人が歯周病にかかっていると言われるほどだ。
ウ 30代後半になると、体力的な衰えが気になるようになるが、
エ 歯周病が進み、頬がこけたようになると、とても老けて見えてしまうからだ。
オ それは、歯や歯茎の状態にもあらわれてくる。
選択肢
A. アとイ
B. イとア
C. イとエ
D. エとイ
E. オとア
F. オとエ
解答・解説
先頭になるのはウのみで、ウ→オで意味が通る。その後具体例としてイが入る。
前半の内容を踏まえて、ア→エで歯や歯茎の状態の顔の若々しさへの影響を説明していると考えられる。
ウオイアエ。
編集者からワンポイントアドバイス
言語の文章整序の問題では与えられた文章を適切な順番に並び替え、正しい文章として構成する力が求められます。選択肢の中の文章に含まれている接続詞に注目して問題を解くこともポイントになります。
この問題の場合、選択肢の文章が違和感なく繋がるのはどの文章かを意識して考えるといいでしょう。ア~オの選択肢を見ると、イは「35歳を超えると…」という具体例を用いて説明する文章であることが分かります。なので、その前に入る文章はウであることが分かり、ウ➝オの順に並べると違和感なく繋がることが分かります。同じように文脈からオに続くのはウといったように順番に成立する文章を考えるといいでしょう。
問題
ある書類の処理を全て終わらせるのに,Xは6日間、Yは10日間かかる。この処理をXとYの2人で行う場合、全て終わらせるまでに何日かかるか。
なお2人で処理する場合も時間あたりの処理量は変わらない。
解答・解説
処理しなければいけない全部の量を1と考える。
するとX、Yそれぞれの1日あたりの仕事量は、
X : \(\frac{1}{6} \)
Y : \(\frac{1}{10} \)
2人で一緒に処理をする場合、1日の処理量は\( \frac{1}{6} + \frac{1}{10} = \frac{8}{30} \)である。
だから仕事が終わるのは、\( \frac{1}{\frac{8}{30}} = \frac{15}{4} = 3.75 \)より4日目。
よってかかった日数は4日。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の分担計算の問題では与えられた情報を数字として整理する能力が求められます。情報を整理する際には自分で文字や数字を仮定することによって整理しやすくなります。
この問題では処理しなければいけない全部の量を1と考えるとX、Yそれぞれの1日あたりの仕事量は\(\frac{1}{6} \)、\(\frac{1}{10} \)となります。2人で一緒に処理をする場合、1日の処理量はこれらの和を取った値である\(\frac{8}{30} \)となります。この値で全体の仕事量を除せば必要な日数が求まります。ただし、答えが小数となる為、値を切り上げる必要があります。
与えられた情報から数字を仮定することを意識して解いてみましょう。
問題
プリンタで300枚の印刷を終えるのに、業務用では5分、家庭用では20分かかる。
業務用を1台と家庭用を2台使うと、300枚全ての印刷が終わるのにどのくらい時間がかかるか。
選択肢
A. 1分30秒
B. 2分50秒
C. 3分20秒
D. 4分10秒
解答・解説
業務用と家庭用がそれぞれ1分あたりに印刷できる枚数は、
業務用:\(\frac{300}{5} = 60 \)
家庭用:\(\frac{300}{20} = 15 \)
よって業務用1台と家庭用2台で、毎分合計90枚刷れる。
よって300枚するためにかかる時間は、\(\frac{300}{90} = \frac{10}{3}分 = 3分20秒\)。
よって3分20秒。
編集者からワンポイントアドバイス
非言語の分担計算の問題では与えられた情報を数字として整理する能力が求められます。情報を整理する際には問題に合わせて適切に整理することが重要になります。
この問題では1分あたりに印刷できる枚数を把握することがポイントです。業務用と家庭用がそれぞれ1分あたりに印刷できる枚数がそれぞれ60、15枚と分かれば、業務用1台と家庭用2台で、1分あたりに印刷できる枚数が90枚であることを導出できます。よって300枚印刷する為にかかる時間は3分20秒と分かります。
計算がしやすいように情報を整理することを意識して解いてみましょう。
問題
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。
めきめきと をあらわす
選択肢
A. 馬脚
B. 卓抜
C. 頭角
D. 台頭
E. 媚態
解答・解説
めきめきと頭角をあらわす(才能や技量が他の者よりすぐれ、目立つようになる)が正解。卓抜している(他のものよりはるかにすぐれている)が似た意味を持つ。馬脚をあらわす(隠していた本性や悪事がばれる)も慣用表現。