問題2-6(二語の関係)

問題

最初に示された二語の関係を考えて、同じ関係のものを選びなさい。

往信:返信

ア 作者:著者

イ 些細:重大

ウ 拡大:縮小

選択肢

  • A. アだけ
  • B. イだけ
  • C. ウだけ
  • D. アとイ
  • E. アとウ
  • F. イとウ

編集者からワンポイントアドバイス

言語の二語の関係の問題では、二語の関係性を理解することが重要になります。関係性を理解するためには、二語の意味などを適切に理解しておくことがポイントになります。
この問題では、「往信」と「返信」の意味が正反対の関係を表すことから二語の関係が対義語であることが分かります。したがって、対義語の関係であるイ、ウが正解となります。 このように、二語の意味を適切に理解しておくことが重要です。
また、他にも「対義語」の関係である二語の例として、「進捗」と「停滞」や「募集」と「応募」などがあります。

問題2-7(二語の関係)

問題

最初に示された二語の関係を考えて、同じ関係のものを選びなさい。

薬品:調合

ア 道路:整備

イ 除菌:消臭

ウ 衣服:洗濯

選択肢

  • A. アだけ
  • B. イだけ
  • C. ウだけ
  • D. アとイ
  • E. アとウ
  • F. イとウ

編集者からワンポイントアドバイス

言語の二語の関係の問題では二語の関係を理解することが重要になります。関係性を理解するためには、二語を使って文章を組み立ててみることが有効です。
この問題では、「薬品を調合する」と文章にすることで二語の関係が「目的語と動詞」であることが分かります。したがって、目的語と動詞の関係であるア、ウが正解となります。
このように、二語の関係を文章にしてみることを意識して問題を解いてみましょう。
また、他にも「目的語と動詞」の関係である二語の例として、「野菜」と「収穫」や「会社」と「起業」などがあります。

問題2-8(二語の関係)

問題

最初に示された二語の関係を考えて、同じ関係のものを選びなさい。

色:濃淡

ア 優劣:大小

イ 体積:密度

ウ 人口:疎密

選択肢

  • A. アだけ
  • B. イだけ
  • C. ウだけ
  • D. アとイ
  • E. アとウ
  • F. イとウ

編集者からワンポイントアドバイス

言語の二語の関係の問題では二語の関係性を理解することが重要になります。
この問題では、「濃淡」が「色」の基準や度合いを表すことが分かります。同じように考えると、優劣を大小で、体積を密度で測定することはできないですが、人口は疎密で測定できることが分かります。したがって、「物事と基準」の関係であるウが正解となります。
このように、二語の関係を適切に把握することが大切です。

問題2-9(二語の関係)

問題

最初に示された二語の関係を考えて、同じ関係の対になるよう()にあてはまる言葉を選びなさい。

防寒:手袋

散髪:(  )

選択肢

  • A. 理髪
  • B. 床屋
  • C. 予約
  • D. 染髪
  • E. 広告

編集者からワンポイントアドバイス

言語の二語の関係の問題では、二語の関係を適切に理解することが重要になります。
この「防寒」と「手袋」という問題では、一方(右)の語句の役割がもう一方(左)の語句であることから二語の関係が「役目」であることが分かります。したがって、「散髪」は「床屋」の役目であることが分かり、正解となります。
また、他にも「役目」の関係である二語の例として、「掃除」と「ほうき」や「葉緑体」と「光合成」などがあります。

問題2-10(二語の関係)

問題

最初に示された二語の関係を考えて、同じ関係のものを選びなさい。

米:餅

ア 乳製品:チーズ

イ ワイン:葡萄

ウ 小麦:パン

選択肢

  • A. アだけ
  • B. イだけ
  • C. ウだけ
  • D. アとイ
  • E. アとウ
  • F. イとウ

編集者からワンポイントアドバイス

言語の二語の関係の問題では、二語の関係を適切に理解することが重要になります。
この「米」と「餅」という問題では、一方(左)の語句がもう一方(右)の語句の原材料であることが分かります。したがって、原材料の関係であるウが正解となります。左右にも注目をして問題を解いてみましょう。

問題2-3(席・位置決め)

問題

P、Q、R、Sの4人が、①〜⑥と書かれた丸椅子に座った。

4人の座り方は何通りか。

選択肢

  • A. 6
  • B. 24
  • C. 120
  • D. 360
  • E. 720

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です。
例えばこの問題では、①〜⑥の丸椅子にP〜Sが順番に座っていく行程をイメージしてみましょう。初めに、Pが座る場合を考えます。Pは①〜⑥の全ての丸椅子に座り得るので、可能性は6通りです。ここでは①に座ったとします。次に、Qが座る場合はどうでしょうか。既に①にはPが座っているため、選べる丸椅子は②〜⑥となり、可能性は5通りです。以下、Rは4通り、Sは3通りの座り方があるため、4人の座り方は、\(6\times5\times4\times3=360\)で、360通りであるとわかります。
このように連続性を適切にイメージすることを意識して解いてみましょう。

問題2-4(席・位置決め)

問題

P、Q、R、Sの4人が、①〜⑥と書かれたスペースの上に立つ。

Pは4番か5番の上に立ったとすると、4人の場所の組み合わせは何通りか。

 

選択肢

  • A. 24
  • B. 72
  • C. 120
  • D. 240
  • E. 720

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような複数の条件が提示されている問題では、条件が厳しいものから考えていくことが重要です。
例えばこの問題では、P〜Sのうち、Pにだけ追加で条件が課されているため、Pから考えます。Pは④又は⑤の上に立つので、まず、④の上に立つ場合を考えてみましょう。そうすると、Q,R,Sの三人が①〜③及び⑤〜⑥の五つのスペースの上に立つ可能性を考えればいいとわかるため、\({}_5P_3\)で60通りとなります。Pが⑤の上に立つ場合も同様に考えて、やはり60通りとなります。従って、求める通りは60+60=120で、120通りとわかります。
このように条件の厳しさを考慮し、考える順番を意識して解いてみましょう。

問題2-5(席・位置決め)

問題

P、 Q、R、Sの4人が、①〜④と番号が振られた穴の中に入った。

PとQは向かい合った穴に入ったとすると、4人の入り方は何通りか。

 

選択肢

  • A. 8
  • B. 12
  • C. 18
  • D. 24
  • E. 36

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような複雑な条件が課されている問題では、抽象的に考えるのではなく、具体的なレベルに落とし込んで考えることが重要です。
例えば、この問題ではPとQは向かい合う、すなわち、Pの場所が決まると自動的にQの場所も確定するため、Pの入り得る穴を具体的に数え上げてみましょう。Pが①に入った場合、Qは③となり、残る②と④にRとSが入るため可能性は2通りとなります。Pが②に入った場合、Qは④となり、残る①と③にRとSが入るため可能性は2通りとなります。Pが③、④の場合も同様に考えて、それぞれ2通りとなるので、求める場合の数は\(2\times4=8\)で、8通りとわかります。
このように時には具体的に数え上げることも有効な手段のひとつです。

問題2-6(席・位置決め)

問題

P、Q、Rの3人が、以下のようなテーブル席に座る。PとQは向かい合わせに座るものとすると、3人の座り方は何通りか。ただし、回転して同じ座り方のものは1通りとしてみなす。

選択肢

  • A. 4
  • B. 8
  • C. 12
  • D. 24
  • E. 60

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような特殊な条件が課されている問題では、その条件下での状況を想像してみることが重要です。
例えばこの問題では、P,Q,Rが実際に図のようなテーブルに座っている様子を想像することで頻出のミスを防ぐことができます。問題文より、Pの位置が確定するとQの位置も自動的に定まるため、まずPの配置を考えます。Pは①〜⑥に座り得るため可能性は6通り、その各々に対して、残るRが座れるのはPとQが座っていない席の4通りなので、\(6\times4\)で24通りとなります。しかし、それぞれの配置が回転している様子を想像すると、実際は半分の12通りは残りの半分と同じ配置であることがわかります。
このように特殊な条件付きの問題は具体的な状況を想像しながら解いてみましょう。

問題1-1(順列・組み合わせ)

問題

男子8人、女子5人の陸上部からマネージャーを2人選びたい。男女それぞれ1人ずつ選ぶとき、選び方は何通りか。

選択肢

  • A. 13
  • B. 18
  • C. 24
  • D. 40
  • E. 80

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です。
この問題では登場人物に具体的な名前をつけて理解しましょう。男子の8人にそれぞれA〜Hの名前を割り振り、女子の5人に同様にI〜Mと名前を与えます。そして男女ひとりずつ選ぶので、Aを選んだ時、女子で選ばれ得るのはI〜Mの5人であり、Bを選んだ時に女子で選ばれ得るのも同様にI〜Mの5人です。以下、C〜Hも同様に考えて、\(8\times5=40\)となり、求める場合の数は40通りとわかります。
このように具体的にイメージしやすいように自分なりに加工することを意識して解いてみましょう。