問題1-10(語句の意味)

問題

下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

落ち着いていて物事に驚かないさま

選択肢

  • A. 悠揚
  • B. 大度
  • C. 泰然
  • D. 不断
  • E. 焦眉

編集者からワンポイントアドバイス

言語の語句の意味の問題では、語句の知識はもちろんですが、知らない言葉であっても、分かる部分から推測して解く能力が重要になります。普段から知らない言葉を調べる前に推測する癖を付けましょう。
この問題では漢字の意味から熟語の意味を推測して解くことができます。Eは「焦る」という語が含まれているので直ぐに消去できます。Dは「断つ」の否定形なので途絶えることがないという意味だと推測できます。Cは「泰」から「安泰」という熟語を想起して、安らかであるという意味があると推測できれば良いでしょう。なお、泰然自若という四字熟語を知っていれば、ストレートにCを選ぶことができます。

問題1-11(語句の意味)

問題

下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

動作が鈍く感じられ、じれったい

選択肢

  • A. おもはゆい
  • B. まだるっこい
  • C. 腑抜けた
  • D. もどかしい
  • E. すいたらしい

編集者からワンポイントアドバイス

言語の語句の意味の問題では、語句の知識はもちろんですが、知らない言葉であっても、分かる部分から推測して解く能力が重要になります。普段から知らない言葉を調べる前に推測する癖を付けましょう。
この問題では、ひらがなから漢字を推測し、漢字の意味を考えながら解くことで語句の意味を知らなくても解くことができます。選択肢のBは「だるっこい」という言葉が含まれていることから「怠い」という言葉を想起できるでしょう。この漢字は「怠惰」などの語にも使われることから下線部に意味が合致することがわかります。多くのひらがな表記の語句は漢字を持っているため、それを考えながら解いてみましょう。

問題1-12(語句の意味)

問題

下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

慮をしない率直な

選択肢

  • A. 抜き差しならない
  • B. 滅相もない
  • C. 忌憚のない
  • D. のっぴきならない
  • E. いたたまれない

編集者からワンポイントアドバイス

言語の語句の意味の問題では、語句の知識はもちろんですが、知らない言葉であっても、分かる部分から推測して解く能力が重要になります。普段から知らない言葉を調べる前に推測する癖を付けましょう。
この問題では、漢字の意味に着目することで正解の選択肢を積極的に選ぶことができます。選択肢Cの「忌憚」という熟語は「忌む」と「憚る」という2単語に分解できます。前者は避けるという意味であり、後者は控えるという意味です。そして、それらに否定語の「ない」を付ければ、避けない、控えないとなり、下線部の意味に一致することがわかります。
熟語の意味を推測するときは、それを構成する漢字の意味を考えてみましょう。

問題1-13(語句の意味)

問題

下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

身分を超えていること

選択肢

  • A. 余分
  • B. 応分
  • C. 分外
  • D. 天分
  • E. 寸分

編集者からワンポイントアドバイス

言語の語句の意味の問題では、語句の知識はもちろんですが、知らない言葉であっても、分かる部分から推測して解く能力が重要になります。普段から知らない言葉を調べる前に推測する癖を付けましょう。
この問題では、問題文と選択肢を比較しながら解いてみましょう。まず、各選択肢には「分」という漢字が使われており、下線部にも「身分」という単語があることから、「分」が身の丈を表す語であることを推測できます。次に、選択肢のBとCを比較すると、Bは「分」と「応」が、Cは「分」と「外」が合わさった熟語であることがわかります。そこで「応」と「外」を比べると、前者は「適応」などの語に分かるようにピッタリ合っているという意味であり、対して後者は「外れる」と読める様に合っていないという意味があります。従って、身の丈に合っていないという意味のCが答えとわかります。

問題4-1(重複・円・応用)

問題

数字の1、2、3を使って作ることができる3けたの整数はいくつあるか。なお、同じ数字を何度も使ってもよい。

選択肢

  • A. 3
  • B. 6
  • C. 21
  • D. 27

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です。
例えばこの問題では、100の位、10の位、1の位の3つの箱をメモ書きして、そこに数字を実際に入れながら考えてみましょう。まず、100の位には1〜3の3つが入る可能性があり、次に、同じ数字を何度も使って良いので、10の位にも1〜3が入る可能性があり、最後に1の位も同様に3通りの可能性があります。従って、求める場合の数は\(3\times3\times3\)で、27通りとわかります。
このように数字を並べて作る問題は、実際に数字を入れながら解いてみましょう。

問題4-2(重複・円・応用)

問題

数字の0、1、2を使って作ることができる3けたの整数はいくつあるか。なお、同じ数字を何度も使ってもよい。

選択肢

  • A. 3
  • B. 6
  • C. 18
  • D. 27

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です。
例えばこの問題では、100の位、10の位、1の位の三つの箱をメモ書きして、そこに数字を実際に入れながら考えてみましょう。実際に数字を入れてみると分かるのですが、100の位に入り得る数字は2つだけです。乃ち、0を100の位に入れては3けたの数字を作ることができないのです。そして、10の位と1の位はそれぞれ3通りの数字が入り得るので、求める場合の数は\(2\times3\times3\)となり、答えが18だとわかります。
このように、実際に数字を作ってみることで問題の特徴を掴みながら解いてみましょう。

問題4-3(重複・円・応用)

問題

箱の中にはそれぞれお茶、ジュース、炭酸水が入ったペットボトルがたくさん入っている。この中から2本のペットボトルを取り出すときの選び方は何通りか。ただし、同じ飲み物のペットボトルの区別はつかないものとする。

選択肢

  • A. 3
  • B. 6
  • C. 9
  • D. 24

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です。
この問題では、頭の中で実際にペットボトル取り出すことをイメージしながら考えてみましょう。あり得る可能性は、①同じ種類のペットボトル2本を取り出す場合、②異なる種類のペットボトルを取り出す場合の2つに分けられます。まず、①はお茶同士、ジュース同士、炭酸水同士で計3通りとなります。次に、②はお茶とジュース、お茶と炭酸水、ジュースと炭酸水でこちらも計3通りです。従って、求める場合の数は6通りとなります。
このように、場合分けをして問題をシンプルにすることを意識しながら解いてみましょう。

問題4-4(重複・円・応用)

問題

倉庫には白と黒のボールがたくさんある。この中から3つのボールを取り出すときの選び方は何通りか。

選択肢

  • A. 3
  • B. 4
  • C. 8
  • D. 12

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、起こり得る可能性を場合分けして考えることが需要です。
例えばこの問題では、黒いボールが何個の場合があり得るかを考えてみましょう。なぜなら、黒いボールの個数をn個とした時、白いボールの個数は自動的に(3-n)個で確定するからです。黒いボールの個数は0、1、2、3個の場合が考えられ、それぞれにおいて白いボールの個数は、3、2、1、0個となります。従って求める場合の数は4通りとなります。
このように、場合分けをすることでスムーズに解答を導き出せることを意識しながら解いてみましょう。

問題3-1(損益)

問題

定価1000円の商品を、2割引で売ると300円の利益が出る。

この商品を定価のまま売ると、利益はいくらになるか。

選択肢

  • A. 380円
  • B. 470円
  • C. 500円
  • D. 560円

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の金額計算の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、整理の仕方を工夫することが重要です。
例えばこの問題では、問題を細分化して考えてみましょう。まず、定価1000円のものを2割引した場合、値段は800円です。そしてその値段で300円の利益が出るため、原価は500円だとわかります。従って、定価で売った場合、1000-500=500で500円の利益が出ることになります。
この様に、問題を細かく分けて、解けるところから順番に解いてみましょう。

問題3-2(損益)

問題

ある商品に、原価の4割の利益が出るように定価を設定した。

この商品を定価の2割引で売った時、120円の利益となった。

このとき原価はいくらか。

選択肢

  • A. 600円
  • B. 1000円
  • C. 800円
  • D. 700円

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の金額計算の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、整理の仕方を工夫することが重要です。
例えばこの問題では、原価をx、定価をyと置いて考えてみましょう。まず問題文より、定価は原価の4割増であるので、y=1.4xという式が立ちます。次に、(売値)=(原価)+(利益)であるので、0.8y=x+120という式も立てられます。あとはこの2つの式を連立して、x=1000と分かるので、求める原価は1000円となります。
この様に、わからないものは文字で置いて解いてみましょう。