問題2-1(カード・コイン・サイコロ)

問題

1、2、3、4、5の5つのうち4つの数字を使って整数を作る。各位の数字が異なる4けたの整数の個数はいくつか。

選択肢

  • A. 24
  • B. 72
  • C. 120
  • D. 240
  • E. AからDのいずれでもない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です
例えばこの問題では、実際に1〜5を並べて4桁の数字を作ってみましょう。まず、1000の位から考えてみると、あり得るのは1〜5の5種類です。次に、100の位は1000の位で使ったもの以外の4つの数字から1つ選ぶので4種類、10の位と1の位も同様にまだ使われていない数字から1つを選びます。従って、求める場合の数は、\(5\times4\times3\times2=120\)で120通りとわかります。
この様に問題をイメージするための作業を行いながら解いてみましょう。

問題2-2(カード・コイン・サイコロ)

問題

1、2、3、4、5の5つから4つの数字を選んで2桁の整数を2つ作る。両方とも偶数になるような作り方は何通りあるか。

選択肢

  • A. 4
  • B. 6
  • C. 10
  • D. 12
  • E. AからDのいずれでもない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、整理の仕方を工夫することが重要です。
例えばこの問題では、厳しい条件が課されているものから考えてみましょう2つの整数はいずれも偶数であるので、1の位は2または4でなくてはなりません。なので①1の位が2のものと、②1の位が4のものに分けて考えてみましょう。まず、①は1、3、5の中から10の位を選びます。なぜなら4はもう1つの整数の1の位になるからです。そのため、あり得る可能性は3通り。次に、②も同様に2以外の3つの奇数から1つを10の位として選ぶので、3通りの可能性があります。従って、①と②から求める場合の数は6通りとなります。
この様に条件が厳しいものから考えて問題を解いてみましょう。

問題2-3(カード・コイン・サイコロ)

問題

2つのサイコロP、Qをいっぺんに振った。出た目の積が10の倍数になるのは何通りか。

ただし、(P,Q) = (2,4),(4,2)は別の組み合わせとして考えるものとする。

選択肢

  • A. 3
  • B. 5
  • C. 6
  • D. 10
  • E. AからDのいずれでもない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です。
例えばこの問題では、問題の条件に合う目の組み合わせを実際に書き出してみましょう。2つのサイコロの目の積は1〜36の間になるため、積が10の倍数になるのは、10、20、30のいずれかの時だとわかります。積が10になるのは(2,5),(5,2)の時であり、積が20になるのは(4,5),(5,4)の時、積が30になるのは(5,6),(6,5)の時です。従って、求める場合の数は6通りとわかります。
この様に、具体例を考えながら解いてみましょう。

問題2-4(カード・コイン・サイコロ)

問題

2つのサイコロA、Bをいっぺんに振った。出た目の和が9になるのは何通りか。

ただし、(A,B) = (1,3),(3,1)はそれぞれ別の組み合わせとして考えるものとする。

選択肢

  • A. 3
  • B. 4
  • C. 5
  • D. 6
  • E. AからDのいずれでもない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の状況を具体的にイメージすることが重要です。
例えばこの問題では、該当する組み合わせを実際に書き出してみましょう。サイコロは1〜6のいずれかが出るため、その範囲内で2つの整数の和が9になるものを探します。まず、片方が1及び2の時は最大値の6と組み合わせてもその和が9未満になるため、これらは除くことができます。次に、片方が3の時は6と組んで和が9になります。なので(3,6),(6,3)が該当します。同様にして、片方が4の時は5と組んで和が9となります。なので(4,5),(5,4)も該当することがわかります。従って、求める場合の数は4通りとなります。
この様に、具体例を考えながら解いてみましょう。

問題2-5(カード・コイン・サイコロ)

問題

コイントスを5回行ったところ表が3回出た。このような出方は何通り考えられるか。

選択肢

  • A. 2
  • B. 6
  • C. 10
  • D. 30
  • E. AからDのいずれでもない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、整理の仕方を工夫することが重要です。
例えばこの問題では、コインの裏表どちらが出たかではなく、表が出たのが何回目かに視点を移して考えてみましょう。そうすると、5回のうち3回が表であるので、表が出た3回を選ぶ場合の数を求めればいいことがわかります。従って、求める場合の数は\({}_5C_3\)で10通りとわかります。
この様に、問題をシンプルにできないかを考えながら解いてみましょう。

問題2-6(カード・コイン・サイコロ)

問題

コイントスを5回行った。表が4回以上出るような出方は何通りか。

選択肢

  • A. 5
  • B. 6
  • C. 12
  • D. 20
  • E. AからDのいずれでもない

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、整理の仕方を工夫することが重要です。
例えばこの問題では、「表が4回以上出る」を換言して「裏が1回以下出る」と考えてみましょう。そうすると、求める場合の数は①裏が1回出る場合、②裏が0回出る場合の2つの場合の和であるとわかります。まず、①は1度だけ出る裏が何回目に出るかを考えてみると、可能性があるのは1〜5回目の計5通りだとわかります。次に、②が成立するのは全てが表の時の1通りだけなので1通りとわかります。従って、求める場合の数は6通りとわかります。
この様に、問題をシンプルに読み替えながら解いてみましょう。

問題1-6(順列・組み合わせ)

問題

P、Q、R、Sの4人は警備員である。3時間交代で合計12時間、1人ずつ門の前で警備をした。全員1回ずつ警備をしたとすると、警備を担当した順番の組み合わせは何通りあるか。

選択肢

  • A. 4
  • B. 16
  • C. 24
  • D. 30
  • E. 72

編集者からワンポイントアドバイス

非言語の場合の数の問題は、情報を適切に把握する力が求められます。このような情報を整理して理解する問題では、問題の情報を取捨選択することが重要です。
この問題では、問題を解くのに必要のない情報を適切に見抜き、捨象することが重要です。「3時間交代」や「合計12時間」などは余計な情報であり、これらを切り捨てることで問題の要旨が見えてきます。それは、P〜Sの4人を順番に並べていくというシンプルなものです。従って、求める場合の数は、\( {}_4P_4\)で24通りとわかります。
このように、具体的すぎてかえってわかりにくいものは抽象化して解いてみましょう。

問題1-16(語句の意味)

問題

下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

一生懸命に、夢中になってことをすること

選択肢

  • A. 初志貫徹
  • B. 東奔西走
  • C. 一筋
  • D. てんてこまい
  • E. おおわらわ

編集者からワンポイントアドバイス

言語の語句の意味の問題では、語句の知識はもちろんですが、知らない言葉であっても、分かる部分から推測して解く能力が重要になります。普段から知らない言葉を調べる前に推測する癖を付けましょう。
この問題では、熟語を構成する漢字の意味から、送り仮名および例文を作って推測しながら解いてみましょう。「初志貫徹」という熟語の各漢字に送り仮名を当ててみると、初めの志を徹して貫くとなることから下線部とは異なる意味です。また、「彼は野球一筋だ。」や「彼は引越しの準備にてんてこまいだ。」などの例文を作ってみると、下線部の意味とは異なることがハッキリとわかります。

問題1-17(語句の意味)

問題

下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

ある気持ちをしきりに起こさせる

選択肢

  • A. そそり立てる
  • B. 呼び水になる
  • C. 糸を引く
  • D. 手をまわす
  • E. 水を向ける

編集者からワンポイントアドバイス

言語の語句の意味の問題では、語句の知識はもちろんですが、知らない言葉であっても、分かる部分から推測して解く能力が重要になります。普段から知らない言葉を調べる前に推測する癖を付けましょう。
この問題では、熟語の意味を知っている言葉と結びつけながら推測して解いてみましょう。「そそりたてる」という言葉の中の「そそる」という語に着目すると、「あの謳い文句に興味をそそられる。」などという使い方を思いつくことができます。そこから、下線部の意味と例文の意味が一致することが分かるため、Aが答えだとわかります。
熟語を構成する要素の中に知っている言葉を探し、それを手がかりに意味を推測することが重要です。

問題1-18(語句の意味)

問題

下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

運の悪いことに志半ばで亡くなってしまった。

選択肢

  • A. 不慮の
  • B. 非業の
  • C. 不覚の
  • D. 慮外の
  • E. 無心の

編集者からワンポイントアドバイス

言語の語句の意味の問題では、語句の知識はもちろんですが、知らない言葉であっても、分かる部分から推測して解く能力が重要になります。普段から知らない言葉を調べる前に推測する癖を付けましょう。
この問題では、漢字の意味から熟語の意味を推測して解いてみましょう。AとDはいずれも「慮る」の否定形であることから「考えもしなかった」という意味だとわかります。Cも「覚える」の否定ですから、「思われることなく」といった意味とわかります。Bの「業」は仏教の言葉で、前世からの因果や報いという意味があります。従って、Bはその否定形なので、「前世の報いによらないこと」乃ち、「因果で説明できない不運なこと」という意味だと推測できます。